趣味ともいえる 彼を想うこと

阿久津 仁愛くんを追いかけるという趣味です

「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」感想とイケメン俳優起用映画について思うこと

 

2021年2月11日、映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」観てきました。

トークショーにも参加すべく、9:35の上映開始に間に合うように早起きしてユナイテッドシネマ・豊洲へ。映画館が入っているららぽーと豊洲は営業開始が10時からなので、エスカレーターが停止しており、階段を使って移動しました。映画が始める前にかなりの体力を消耗した……(オタク・疲労困憊)

 

▼「ツナガレラジオ」とは?

「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」のあらすじをざっくり書くと、神奈川県伊勢原市の雨降山を舞台に、かつて栄えていたラジオをもう一度復活させよう!とさまざまな経歴を持った若者が集い、時に壁にぶつかったり仲間割れしたりしながら、ラジオで何を伝えたいのか?を模索し奮起する青春ムービーです!(超ざっくり)

 

私は若者の青春群像劇みたいなものが好きなので設定だけでも楽しかったです!俳優が90年代懐メロを歌うという企画もよかった!(懐メロ好き)各々ペアになって歌唱した楽曲が挿入歌として流れるのですが、上映時間が86分の中に5曲使われているので結構な音楽映画になっています。全員で歌唱したイージュー★ライダーもよかった。若者の青春ノリが好きな人は楽しめると思います。

 

一方で、私に目当ての俳優がいたので面白かったな~という感想を抱けた感も否めません。(事前に入れていた予備知識も多かった)作中に推しがいない人を気軽に誘えるかと聞かれると、「イケメンが好き」「無類の映画好き」「触れたことがない文化に触れたい好奇心旺盛な人」という条件のどれかに当てはまらないと誘いづらいかな〜とも思いました。

 

若手俳優起用映画に思うこと

若手俳優を起用した映像作品て、しばしばこういう事態に陥りがちだとなりがちだなあと思います。各ペアの部屋でのわちゃわちゃシーン(結構な尺がある)や、エンドロールでの立石俊樹さんのダンスシーンなどを見て特に思いました。こういうシーンがないとお客さん喜ばないから~と思われてそう。

極めつけは、パンフレットの監督へのインタビュー。「監督にとってイケメン俳優とは?」という質問があって笑ってしまいました。やっぱりこれは「イケメン俳優集合ムービー」なんだ!

まあ、実力で爪痕を残していかないといけないのは俳優側なんですが……。(←偉そうにすみません)

  

仁愛くん演じるクッパはお料理ブロガー役として出演しているにもかかわらず、一度もブログ更新シーンがないうえ、料理シーンが「ネギを人に向ける」「屋外で食材を焼く」だけだったので、一切素性がわからず(雨降山に住んでいる妖精かなにかなのかな…?と思いました。もしかすると、仁愛くんの料理スキルが映像技術を駆使してもカバーしきれない代物だった、という背景があったのかもしれません。欲を言うと、落ち込むアクトにホットミルクを淹れてあげるクッパとかお夜食作ってあげるクッパとか見たかったです……。(←願望)

 

物語のキーとなるアクトやかつてラジオをやっていた父の思いを受け継ぐニガリ、市役所との架け橋になるジムと比較してそんなことを思ってしまいました。まあ、私がミュート&クッパコンビ推しだったから感じたのかもしれませんが。。。「ただの音楽好き」と紹介される井阪郁巳さん演じるミキサー役のミュートも、音楽に明るい分、その知識を披露するシーンとかあってもよかったと思います!

 86分という尺を考えると仕方ないのかもしれませんが、もうちょっとこう、うまい具合に全員にきちんとした役回りがあるといいな~と思いました。

 

いろいろ書いてしまいましたが!ミュート&クッパコンビはギスギスした雰囲気になりそうなときに観てる側を癒してくれるので、潤滑油的役割を果たしているなあと感じました。「実はこの二人は雨降山の妖精で〜」と説明されても、本当に信じてしまったと思います。

町の人にインタビューしよう!と駆け出すシーン、二人で歌うJUDY AND MARYのRADIOが流れるんですが、ここ最高です。超~~~~わくわくする。ポップでキュートで、この映画の「陽の部分」をだいぶ担っていると思います。

 

▼ダイジェスト版だけでも沸ける。

www.youtube.com

 

……かわいすぎませんか????(震えた声)

やっぱり絶対雨降山の妖精じゃん。。。。。

 

 

散々ご意見を書いてしまいましたが、声を使って何を届けたいのか?と考えさせる「ラジオ」というテーマや、ラストの公開放送のシーンはいい緊張感や「がんばれ~!」と心から応援する気持ちが芽生え、かなりよかったです。あとイッセー尾形さんの芝居が良すぎて、視聴後「伊勢さん~~~~~;;」となってしまいました。イッセー尾形さんの存在がこの映画をかなり「映画」にしています。

 

役回りで言うと、父の思いを背負って立つニガリ役の飯島さんや、ディレクター役としてメンバーを俯瞰して見るコーシ役の橋本さんは大人の芝居をするな~と思って観ていました。(アラサーに必要なのは落ち着いた色気だとつくづく思います)

バントーは、立石さんが美しすぎるために、見ていると不安になるギャグの似合わなさだったのですが、監督のインタビューが「イケメンなのでイジるしかないなって感じです(笑)」と、美男子をギャグで遊びたい感がぷんぷんしていたのである意味成功(?)しているのかなと思いました。(立石さんファンがどう思っているのか気になるところですが)

 

推しが映画に出る、という経験は初めてだったので、仁愛くんを大きなスクリーンで観ることができて感動しました!仁愛さんは本当画面映えする!セリフのないシーンほど、瞳や表情が言葉より熱く語っていてとても良かったです。(急に推し褒めマシーン)上映終了後「クッパたん~~!!」となってグッズ買いまくりました!きちんとオタクの気を狂わせられているので、制作の勝ちなんでしょうね。

 

前売り券買っているのでまた観に行きたいと思います。(パンフ特典のDVDとかも)

視聴を重ねると感想も変わるかも。また思ったことあったら書きます。自分のために!